週に40時間働いている人間が80時間働けば、論理的には2倍の仕事をこなせるようになる。しかしこの件に関して言えば、いくらバルカン星人がそう主張したとしてもその論理は破綻している。ある時点を過ぎると、時間をかけても成果が上がらないようになるのだ。そして無理して作業を続けていくと、四六時中疲れた状態になったり、身体を壊す羽目になり、周囲のお荷物になる。確かに年に1度くらいはとんでもないほどの長時間労働を行う必要が出てきて、それに対応することが求められるかもしれない。しかしそれが常態化すると、あっという間に組織全体が燃え尽き症候群に陥ってしまうだろう。常にがむしゃらに長時間労働を続けるというのは、誇れることではない。それは何かがおかしいことの表れであり、どこかの時点で燃え尽き症候群に陥るだろうという警告だと捉えてほしい。