私自身も含め「書」をどう見れば…という困難を抱えている方に、今日の石川九楊さんのお話から少し。「書をどう見ればいいか。まず一文字でもいいから、起筆から終筆まで指でなぞってみること」「書を読むとは『(筆の)力と方向が刻一刻どう変化したか(=筆触)』をたどれるようになること」(続く)
「(『山』という文字があったとして)『mountain』という意味を読み取るのは『字を読む』こと。書かれたプロセスを読み取るのが『書を読む』ということ」というお話で「そうか」と納得。そして冒頭、宮沢賢治の詩『第三芸術』を引用しておっしゃった「これが書を書くということです」にも。
…というような初歩の初歩を含め、中国〜日本の書の歴史を俯瞰するには、石川九楊『中國書史』(京都大学学術出版会)、『日本書史』『近代書史』(2冊とも名古屋大学出版会)の三部作をお読みになることをお勧めします。
…「石川九楊